疲労回復に「断捨離」って効果あり?なし? 健康という観点で考えてみると・・・

有名人の断捨離が話題になることは少なくないけど、大御所俳優の高橋英樹さんが自宅の荷物33トン分を断捨離して豪邸を空っぽにした話は、いくつかのバラエティ番組に本人が登場して話しているので見聞きしたことのある人が多いんじゃないかな。

ぼくもここ数年で断捨離に挑戦してきたけど、捨てることができたものは不要な衣類と書籍とメディアとPCパーツぐらいのもの。でも結構いろいろ捨てた。

断捨離は心身の健康にも良い効果があると言われているけれど、実際どんな感じなのだろうか。ちょっと調べてみようかなと思った。

スポンサーリンク

 


高橋英樹さんの断捨離とは

高橋さんの場合、バツイチで70歳を超えたことと、子どもが独り立ちしていること、芸能人仲間たちの間で「60代のうちに家の中を片付けておく」という動きが高まっていたことなどが理由で断捨離に踏み切ったご様子。また、ギョーレツに登場した時には「自分には思い出の品でも子どもには何の価値もないから」と、生前に遺品整理を済ませちゃう的な潔さも滲ませてた。

こういうのは「かっこいい」って感じる。

ちなみに、不用品買い取り業者がトラックを8往復して運び出した家庭用品は、全部で33トンだとか。これだけあると、選り好みせず一気に捨てるしか方法はなかっただろうね。疲れちゃうから。

内訳も公開されてる。

本1500冊、テレビ7台、DVD1000本、VHSテープ1000本、スーツ1000着、ネクタイ600本、靴150足、カメラ25台、バッグ100個 など

芸能人で、しかも高橋さんほどの大御所。何をどれだけ持っていても驚くことではないけれど。これを見て「カメラ25台とか、捨てちゃってもったいない!」と思ってしまうところがぼくの断捨離修行の足りなさだと思う。

でも、奥さんいるよね。家の中が空っぽになってもよかったのかな。ひょっとして他にも家があるとか・・・。

断捨離の意味って何なの?

そもそも断捨離って言葉は、やましたひでこさんが2009年に著した『新・片づけ術断捨離』がヒットして広まった。ヨガの「断行・捨行・離行」から造ったそうで、登録商標。

断行・捨行・離行には次のような意味があるという。

断行(だんぎょう)
・入ってくるものを断つ
・欲望を断つ
・いらない習慣を断つ
捨行(しゃぎょう)
・いらないものを捨てる
・自分の地位を捨てる
離行(りぎょう)
・モノへの執着から離れる
・こだわりから離れる

これらの行を実生活の上で実践していくのが断捨離。断捨離の対象は物質的なものだけでなく、その人の持つ習慣や性質、人間関係といった目に見えないものまで含んでいる。

具体的にどこまでやっちゃうかは個人差があるにしても、断捨離を実践した人の多くがプラスの効果を感じてる。この傾向は「マイナスになった」という声よりもはるかに高いみたい。

断捨離が生み出す10のメリット

断捨離をすることによるメリットは人さまざまのようだ。でも、多くの人が挙げているメリットには共通点があるようだ。10個並べてみた。

最低限必要なモノだけしかない自己空間と、不要と思われるしがらみやこだわりから解放された生活を得ることがどんなメリットを生むのか。

1.生活空間がすっきりとシンプルになる

モノが無くなるのだから、生活空間がすっきりするのは一番のメリット。

部屋の中で少なからぬ面積を占有しているソファーやテーブルも、必要なものがどれだけあるのか疑わしい棚も、何年も着ていない服で満杯のクローゼットやチェストも、ひょっとしたらそれ自体が必要ないモノなのかもしれない。そういうものが全て無くなったら、ものすごくすっきりするよね。

高橋さんぐらいに徹底的にやって、引越してくる前の新築の家みたいになれば、シンプルこの上ない。

2.集中力が増して作業効率が上がる

余計なモノや雑事を排除することで、それまで無意識のうちに向けられていた意識が全て目の前の物事に注がれるようになる。余計なものが目に入らないのだから、集中度が変わってくる。それは確かにそうだ。

図書館と自室のどちらで受験勉強をした方が集中できるか、みたいなものだろう。

仕事にしても家事にしても、また趣味にしても、空間が十分にあってしかも雑念が無ければ、その方が効率は上がる。

いろいろゴチャゴチャ並べてあった方がイメージが湧きやすいっていうのは、某人気”海賊マンガ”の作者や、〇ィズニーのアニメクリエイターのような創造主たちだけじゃないかな。

3.お金の節約・有効活用ができる

金銭面でのメリット。これは確かにある。モノを極力減らしたいのだから、余計なものは買わないし、1つのものを大事に使うようになるし、無駄な付き合いによる出費もなくなる。

政府の進める消費拡大って観点で見るととんでもなく困ることかもしれないけど、本当に必要で、耐久性がある高品質のものにお金を使うのは、人として心がけたい大切なことだよね。

4.人間関係に余裕が持てる

人間関係を断捨離するというのは、その言葉だけ聞くとショッキングなんだけどね。

でも、そもそも人付き合いってのはストレスの根源といってもいいくらいのもので、良好な関係を築いていると思ってても些細なことでトラブルが生じることも日常茶飯事。整理できるものなら整理しちゃった方がいいかも・・・って気はする。

「人脈」「友情」「愛情」「利益関係」「信頼関係」「血縁」「腐れ縁」「付き合い」「上下関係」などなど、人間同士のつながりにもいろいろな名前が付く。断捨離をする人ってのは、どれが必要でどれがそうでないか、一度見つめ直してみたって事なんだと思う。

いろいろ整理して、それでも残った人間関係に対しては、これまで以上に大切にしようという気持ちになるのかもしれない。友だち付き合いするにも、心のゆとりは必要だ。

5.心が落ち着く

心の安定ってのは、ホント、お金で買えるなら買い占めちゃいたいくらい価値のあるものだとぼくは思う。それが断捨離で得られた人というのは、とてもラッキーなのかもしれない。

人の心は1つなので、複数の対象に対して心を割いていればそれだけ1つひとつへ傾ける情は少なくなる。また、必要なエネルギーも膨大になるから疲労し消耗してしまう。

対象が少なくなれば気持ちの傾け方も変わってくるし、余裕も出てくる。多くの物事を管理し切ることができる人なら問題ないけど、そうでなければ物事が雑多になるほど心の安定は遠のくよね。自分のキャパシティに合った風呂敷を広げているほうが、心の安定が期待できるってもんだ。

6.過去より現在に目が向く

幼少からの過去の記憶というのは、人によっては凄いしがらみになってる場合があるそうだ。もちろん幼少からじゃなくても、去年別れた恋人のこととか、損したお金のこととか、ね。

すてきな過去の想い出は大切にしたい、という考えは誰にでもあるけど、「それってモノが無くたって残るでしょ」という考え方もあるし、「捨てきれないものを捨てちゃわないと今の自分が見えてこないよ」という話もよく聞く。断捨離によって、自分に不要な過去を切り捨てることで、エネルギーを現在に回す。それってエコだよね。

「断捨離によって前向き思考になった」という話もよく耳にする。後ろを振り返る機会が少なければ、それだけ前が良く見えるようになる。

7.自由な時間が増える

管理しなければならないモノやさまざまなしがらみから解放されると、時間的余裕が生まれる。自分や他の大切な誰かのために使える時間が増えるのは、とっても有意義なことだ。

自由な時間があったら何に使うか。趣味を深めるもよし、自分を高めるための勉学に勤しむもよし、家族サービスに力を注ぐもよし、新しいことに挑戦するもよし。これまで無駄に費やされてきた時間が悔やまれるほど、思いもよらなかった新鮮な視界が広がるかもしれない。

8.運気がアップする

運気ってのはもともと、陰陽五行における「人体の生理現象は自然界の五運六気に影響されて起こる」という考え方(運気論)にもとづいている。そのあたりについては詳しいサイトに任せるとして、断捨離と運気の関係についてだけ考えてみる。

巷で時々話題になるのは、「成功の秘訣は掃除だ」という話。ビートたけしさんが家でも外でもロケ先でもトイレ掃除をするという話や、ホンダやパナソニックや楽天の創業者たちは、会社のトイレ掃除を社員の手で行わせている点で共通してることとか。風水でも住環境を清潔にすることは金運アップにつながるとよく言われている。

掃除がしやすい空間というのはモノが少ない空間だし、掃除にかける時間とエネルギーというのも、余計なことに囚われなければ自然と湧き出してくるというもの。

あと、無駄な物欲も運気を下げるとよく言われてるから、運気を上げたいと思ったら、モノへの執着や買い物欲求は無くした方がいいのだろう。そういう観点でも断捨離は効果的だと言えそう。

9.健康になれる

モノや人に取り囲まれた生活は、精神的・身体的なしがらみを生じることが多くて疲れる。疲れると具合が悪くなったり、病気になったりする。

もちろん中には、雑多な環境にいても病気になどならないという人もいるけど、そこは個人差。清潔で整った環境、シンプルで悩みの少ない環境、そして食事も含めて無駄のない生活習慣は、自律神経のバランスを整えてくれる。心身の健康を維持する上でマイナスになることはないと思う。

余分な間食とか甘いものの食べ過ぎとか、行かなくてもいい飲み会とか全部断捨離出来たら、何だかいろいろな意味で身体にいいような気がするよね。

10.自分と向き合い、律することができる

周囲の物事に流されたり、多忙さに振り回されている、あっさりと己を見失うのが人間。

あ、ぼくもその一人。よく失敗する。

人によっては、いろいろなモノや人に囲まれていることで安心できるのかもしれないけど、いざ我が身一つになってみないことには「自分には何が残ってるのかな」なんて考える機会はなかなか持てない。武装してると強くなったような気がするけど、重要なのは中身だから。

断捨離でシンプルな空間を手に入れると、自然と自分自身にも目が向くようになり、習慣や考え方に変化が現れるんだそうだ。これは断捨離もどきをやってみたぼくもちょっと感じてる。

そりゃあ、まだまだ律するには程遠いけど。

予想される断捨離のデメリット

メリットがあれば、当然デメリットもある。というか、メリットを感じられなければデメリットにしかならない。

捨てたことを後悔する

物欲とか思い出への執着とかが捨てきれない人は、いろいろ断捨離しちゃうと後悔するらしいよ。それはもっともだ。個人差はある。簡単に捨てきれるものでもない。そもそも世の中の人全てが断捨離してたら物が売れなくて困るもんね。

高橋さんもTVで「捨て過ぎちゃって、また少しずつ買い直してる」って言ってた。

衝動的に「えい、やあ」と断捨離してしまうと、のちのち後悔することになるのかも。だから目的意識をもって断捨離することが大事。単なる「捨て魔」とは根本が違うから。

人間関係も同じ。他者への依存傾向が強い場合、断捨離は逆効果だろうね。

ミニマリスト同士しか付き合えない

間違いなく困るのは、家に人を呼べないこと。招いてもおもてなし出来ない。おもてなしって、ほら、日本人の好きな言葉だから。

相手が同じミニマリストだったら何も問題は無いけど。ミニマリスト同士の交流って、ストレスなく進むかもね。

潔癖症になっちゃう人がいる

自分が断捨離にのめり込んでいくあまりに、それを他の環境にも当てはめようとして、神経質になったり潔癖症になったりするのも心配されることだ。

断捨離は心身にプラスにならなければ、やらないほうがいい。やり過ぎておかしな方向へ暴走するのは、「自分を律する」ことからかけ離れた状態だ。向いてないと判断されても仕方ない。

「ちょっと変わった人」として見られる

断捨離を極めてミニマリストになると、着る服のバリエーションも減り、付き合いも減り、共通の話題も減るわけだから、断捨離に興味のない人から見れば、当然ながら「変わった人」として見られるのは覚悟しておかないと。

しがらみから解き放たれて自由になることと、周囲から理解されることの両方を求めるのは、虫が良すぎるってものだ。

期せずして「ぼっち」になってしまったとしても、自分が選んだ道。ブレることなく強く生きよう。

断捨離は、たぶん健康に良い

ぼくはまだミニマリストではない。この先なる予定があるかというと、全然わからない。断捨離も表面的なことしかマネしてないと思う。

でも「半・断捨離」の経験から言うと、以下のような理由で断捨離が健康のために良いんじゃないかなと考えてる。

・余分なものを置かないから間食しないで済む。
・お酒の買い置きは無い。
・衣服を持ち過ぎなければ、こまめに洗濯をするようになって衛生的。
・掃除しやすいのでハウスダストは無し。
・家の中が広くなるので歩き回りやすい。
・体脂肪が減った。
・必要なものと不要なものの区別がつくようになってきた。
・自分の身体と向き合うようになった。
・トレーニングルームができた。
・興味の範囲が広がった。

他にもいろいろあるけど、少なくとも整頓されたシンプルな環境は心身の健康のために少なからず役立ってくれるのではないかと・・・。

疲労や体調不良に悩まされている中高年の中には、モノに埋もれて窒息寸前の人もいるかもしれない。そんな自分に気づいたら、ちょっとだけでも断捨離について調べてみてもいいんじゃないかな。

スポンサーリンク

 


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク