【らくらくホン・iPhone・AIスピーカー】福祉施設で暮らす母と電話できるようになるまでが結構大変だった話

84歳になる母はパーキンソン症と認知症、それに骨粗しょう症による骨折を繰り返して車椅子生活になってしまったため、福祉施設に入ってもらっています。毎晩電話で話をしているのですが、電話が使えようになるまでにいろいろ試行錯誤しました。

高齢の、しかも施設で暮らす親と電話で話をするための苦労話。ちょっとしたネタです。

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携帯電話→没収→らくらくホン

最初は携帯電話(ガラケー)を持たせていたのですが、施設に入居後まもなく、夜中に部屋に入ってきた介護職員に驚き、寝ぼけた状態で110番にかけてしまったため、携帯没収となりました。

連絡手段がなくなって精神的に不安定になったので、ほどなくして「らくらくホン」を持たせました。ダイヤル操作にはロックをかけ、短縮番号だけ使えるようにして渡しました。

短縮ボタン1を押してから通話ボタンを押すだけの操作でしたが、これが覚えられませんでした。

認知症が進むと、新しいことを覚えるのは難しくなっていきます。らくらくホンはワンプッシュで電話がかかるくらいの簡単操作のほうがいいのに、と真剣に思いました。高齢者向けの携帯電話にダイヤルなんて必要ないと思うんですけど。

iPhoneのFaceTimeで自動着信

次に用意したのはiPhoneです。iOS11から自動応答に対応したので、母が着信操作をしなくてもOK。自動で着信して、ハンズフリーで会話ができます。FaceTimeを利用してビデオ通話をすることにしました。

最初の数週間はうまくいっていました。

母にiPhoneの充電をさせるのは無理なので、ケーブルを挿しっぱなしにしてスマホスタンドに貼り付けておいたのですが、自分でも電話をかけようとしてスタンドからiPhoneを外し、ケーブルを抜いてしまいます。もちろん使い方がわからないので自分では掛けられませんが。

ケーブルを抜いたままの状態では数日でバッテリーが切れ、こちらから掛けてもつながらず、用を成さなくなります。しかもFacetimeだから電源が入ってなくてもこっちからはわからない。

母は自室ではベッドに寝ていることがほとんどなので、ベッド横のテーブル側面に両面テープで貼り付けることにしました。けっこう強力なのですが、それでも頑張って剥がします。

最終的にはビデオ通話をあきらめ、100円ショップで買ったメッシュの袋にiPhoneを入れて、ベッドの横のかごに入れっぱなしにして音声だけで会話をするようにしました。

本人曰く「会話は大事」

8割がた認知症の母ですが、しみじみと「毎晩電話で話しているおかげでボケなくて済む」「電話がくると思うと安心感がある」と言っています。やはり高齢になればなるほど、何気ない会話は必要になります。たとえ認知が進んでも、できるだけ話はしないといけませんね。

施設に入ってからの方が、入る前よりも母と話をしています。明らかに。

高齢者の福祉施設では、世間が思っているほど入居者同士の会話が成立するわけではありません。介護職員も看護師も、ゆっくり話し相手になってくれるほど暇ではありませんから、話をしたくてもできないのが現状。話さないでいると、そのうち話そのものができなくなります。

会話は大事、というのが改めてよくわかる気がします。

AIスピーカーもお試し中

「自分からも電話がしたい」という要望が母からあるのですが、らくらくホンがダメだったのでClova Friendsを設置して音声発信ができるようにしてあります。

LINE Clovaは母が施設に入居する前に、自宅で2年ほど使ってもらっていました。でも今は「ねえクローバ」というウェイクワードが思い出せないのでなかな使えません。

AIスピーカーというのは高齢者にこそ使ってもらいたいものなのですが、それほど簡単でもなさそうです。「ねえクローバ、○○に電話」で私にLINE通話でつながるので、使えれば便利なのですが、活舌も悪くなっているのでクローバが聴き取ってくれないようです。それでもベッドの横に紙に書いて貼ってあるので、一度だけ無事に掛かってきました。

おわりに:実家に残る父が問題

さて、母は実家から程近い施設に入っているのですが、実家には86歳の父がひとりで残っています。こちらは昔からいろいろ問題があって、今更家族の言うことなど聞かないので自由にさせてあります。

でも、自由にさせていたらそのうち母の施設にも会いに行かなくなりました。まるで興味が無くなったようです。

老いるってのは悲しいことですね。できることなら歳をとっても人から疎まれないジジイでありたいとつくづく思う今日この頃です。

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