できれば長いままでいて欲しい!人の寿命を左右する「テロメア」とは?

最近よくテレビなどで登場するものに、「テロメア」というものがあります。ほとんどの人には聞き慣れない名称ですが、このテロメアがとても注目されています。

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染色体についているキャップ「テロメア」

テロメアというのは、染色体(DNA)の末端部分にしっぽのように付いている部分で、長さは人それぞれです。

テロメアがあるおかげで染色体同士が結合してしまったり、末端からほつれたりしないで済んでいます。テロメアは、染色体についている防護キャップのようなものだとも言えます。

ところで、このテロメアの「長さは人それぞれ」というのがとっても意味深いのです。

近年テロメアが注目された理由は、この長さが人間の寿命の長さに関係していると考えられるからです。つまりはこういうことですね。

テロメアが長い人は寿命も長い
テロメアが短い人は寿命も短い

あなたのテロメアは短いですね。

なんて指摘されたら、ものすごく嫌ですよね、これは。

テロメアが短くなる原因

テロメアが短い人は最初から短かったわけではありません。テロメアが短くなるには原因があります。

テロメアは細胞が分裂を繰り返すたびに短くなり、最終的にテロメアが無くなると細胞はそれ以上分裂が出来なくなって死滅します。

これが、テロメアが別名「分裂時計」「寿命のカウントダウン」と呼ばれている理由です。若い人のテロメアは長く、高齢者のテロメアは短くなっています。老化=テロメアの短縮という構図も見えてきます。

でも、テロメアが短くなる原因は細胞分裂だけではありません。

テロメアには体内時計が大きく関わっているとも考えられていて、生体リズムを乱すような生活習慣を重ねると、テロメアが短くなっていくと言われています。

不規則な食事短い睡眠時間運動不足などはテロメアの長さを削る要因と考えられます。

そして、心理的・肉体的ストレスも要因の一つです。ストレス社会に生きるぼくたち現代人は、毎日少しづつテロメアを短縮させながら生活しているようです。

テロメアの短縮を遅らせる方法とは?

テロメアの短縮を遅らせることが出来れば、人間の寿命は延びる

そう聞くと、何とかして短縮を遅らせたいと思うのが人間の常。

テロメアが毎日少しづつ短くなっていくのは、生きているからには仕方のないことですが、いたずらに短縮を早めるような生活習慣を正すことで、短縮を遅らせることはできると考えられます。

また、日常のストレスを上手に軽減させたり解消させたりすることができれば、結果は大きく違ってくることでしょう。

生活習慣とストレスとは深く関わり合っています。ストレスがたまると生活リズムは乱れ、暴飲暴食に走ることも多くなります。睡眠障害を引き起こすこともしばしばです。

テロメアの短縮を遅らせる一番効果的な方法は、ストレスの解消・軽減であると言っても過言ではありません。

ストレスを軽減させる効果的な方法として、最近ではマインドフルネス瞑想法が注目されています。Googleゴールドマン・サックスなど大手企業も社内研修に摂り入れているほどです。あのスティーブ・ジョブズもマインドフルネス瞑想法を実践していたと言われています。

マインドフルネス瞑想法を積極的に取り入れる背景には、ストレスが心身に与える悪影響の大きさが周知されてきたからであり、テロメアの短縮を抑える目的も含めて、ストレス対策を重視していこうという姿勢の表れなのかもしれません。

テロメアの長さを伸ばす方法とは?

近年では、短くなってしまったテロメアを再び長くするという夢のような酵素が発見されています。

それがテロメラーゼです。

テロメラーゼはテロメアの合成を促す酵素で、短くなったテロメアを再合成して長くしてくれます。

ただし現段階では、テロメラーゼを正常細胞内で働かせる方法が見つかっていません。テロメラーゼは人間の体内に存在する酵素ですが、テロメラーゼが生成されるのは生殖細胞内だけで、正常な細胞内では働きが抑制されてしまうのです。

その理由は、細胞の無限増殖・暴走を食い止めるためだと考えられます。言わば安全装置による制御です。

テロメラーゼを完全にコントロールすることが出来れば、人間の身体は不老不死になると言われており、各方面で研究が進められています。

ちなみに、テロメラーゼを利用して無限増殖をする不老不死の細胞はすでに存在しています。それはがん細胞

がん細胞はテロメラーゼをコントロールして自身のテロメアを修復し続けることができます。世の中から撲滅したいがん細胞が、実は不老不死のカギを握っているかもしれないというのは、何とも皮肉なことです。

まとめ

テロメアは1930年代にはすでに発見されており、テロメア研究は歴史の長い分野です。突然出てきた流行り物ではありません。

でも最近になってよく耳にするようになったということは、世の中の人々の健康や老化、寿命と言ったものへの関心度がより専門的な分野にまで及ぶほどに高まってきたからだと思います。

難しい研究は専門家に任せておくとして、ぼくたち中高年は自分のテロメアをできるだけ温存させることを目標に、できることをやっていきましょう。

自分の生活習慣は自分で正すしかないですし、ストレスの解消方法も自分流が見つかればそれが一番ですから。

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