シニア世代向け:横須賀周辺の歴史的建造物を巡る旅 ~おすすめスポット10選~

横須賀は、その独特の歴史と美しい景観が調和する、魅力あふれる街です。特にシニア世代にとっては、過去の日本と世界の接点を肌で感じられる絶好のスポットが満載です。この記事では、ゆったりと楽しめる横須賀の歴史的建造物を厳選し、それぞれの見どころや楽しみ方を詳しくご紹介します。

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横須賀の魅力的な歴史を辿る旅

江戸時代から続く港町として、また近代日本の海軍拠点として栄えた横須賀。この街には、時間を超えて人々の心に訴える物語があります。赤レンガの建物や石畳、壮大な自然が織りなす風景を歩きながら、過去と現在を行き来する旅に出発しましょう。

おすすめスポット10選

1. 田戸台分庁舎(旧海軍横須賀鎮守府長官官邸)

田戸台分庁舎は大正2年(1913年)に建設された洋館と和館からなる建物で、日本遺産に指定されています。東京湾を一望できる丘の上に位置しており、ロケーションは最高です。海上自衛隊 横須賀地方総監部が管理しており、一般公開日以外は内部に入ることが出来ません。

2. 在日米海軍司令部庁舎(旧横須賀鎮守府庁舎)

旧横須賀鎮守府庁舎は昭和27年に在日米海軍司令部庁舎となった建物。昭和40年には三階部分の窓のうち八ヵ所をふさぎタイル壁に改変。(機密情報を扱う部署がある)
米軍基地内は通常立ち入ることができませんが、横須賀市観光協会等が主催するツアーに参加すると見学ができます。

3. 三笠公園と戦艦三笠

日露戦争で活躍した記念艦「三笠」は、戦争を知らない世代にその重要性を伝える歴史の生き証人です。公園内の噴水と桜並木が歴史と自然のコントラストを描き、散歩道としてもおすすめ。甲板に立つと、横須賀港の風景が広がり、船上から見たかつての海戦を想像せずにはいられません。

4. ヴェルニー記念館

フランス人技師ヴェルニーの名前が冠された記念館では、横須賀造船所の発展とその技術が展示されています。館内には模型や写真が豊富で、当時の技術力に驚くことでしょう。隣接するヴェルニー公園ではバラの花が咲き誇り、散策も楽しめます。

5. 浦賀の渡し

「浦賀の渡し」は、江戸時代から続く歴史的な手漕ぎの渡し船。対岸へわずか数分で渡れる短い旅ながら、風に吹かれながら港の風景を眺める体験は格別です。地元の船頭さんとの何気ない会話が、旅の思い出をさらに豊かにしてくれます。

6. 猿島

日本唯一の無人島要塞である猿島は、軍事遺産と自然の宝庫。トンネルの中を歩けば、かつてここに駐屯していた兵士たちの生活が垣間見えます。春には島全体が緑に包まれ、ハイキングやピクニックにも最適です。

7. 走水神社

航海安全を祈るための神社として親しまれる走水神社は、ひっそりと佇む静寂のスポット。拝殿の背後には広がる青い海があり、訪れるだけで心が洗われるような感覚を覚えます。参拝の後は近くの展望台からの景色も見逃せません。

走水神社から徒歩8分ほどの海岸付近には「走水低砲台跡」(はしりみずていほうだいあと)があります。

8. 観音崎灯台

日本最古の洋式灯台である観音崎灯台は、海を望む絶景ポイント。周辺にはハイキングコースや展望台もあり、散策が好きな方には特におすすめです。灯台から見渡す海の景色は、時間を忘れるほどの美しさです。

灯台のある観音崎公園内には9つの砲台跡が点在しており、特に日本最古の第一・第二砲台跡は人気スポットになっています。

9. 東京湾第三海堡構造物(うみかぜ公園内)

明治から大正にかけて29年の歳月を経て建設された人口要塞島「第三海堡(かいほう)」にあった兵舎。関東大震災で水没したものを引き上げて展示しています。第三海堡で兵舎として機能したのはわずか2年でした。

10. 東京湾第三海堡構造物(夏島都市緑地内)

夏島都市緑地公園内には東京湾第三海堡構造物が展示されており、当時の面影を感じることができます。内部の一般開放は毎月第一日曜日。

かつて旧海軍の航空技術廠が置かれ、海軍航空発祥の地と言われている追浜・夏島地区。現在は工場の一部となっている高圧風洞場の建物や、戦時中に格納庫や要塞がつくられた夏島貝塚(非公開)などがあります。

旅を楽しむポイント

  • 散策しやすい靴を履いて、歩き疲れを防ぎましょう。
  • 天候に合わせて帽子や日傘などを持参すると快適です。
  • 地元のカフェやレストランで横須賀グルメもぜひ味わってみてください。
  • 観光地によっては事前予約が必要な場所もあるので、出発前にチェックを。

横須賀はその風景と歴史が織りなす魅力的な街です。この記事を参考に、ぜひ自分だけの特別な横須賀の旅を楽しんでください。

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