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【歴史おとな旅】横浜三塔:キング・クイーン・ジャックの歴史と魅力

横浜を代表する歴史的建造物「横浜三塔」。これは、横浜港のシンボルとして親しまれている3つの建物の通称で、それぞれ「キング」「クイーン」「ジャック」の愛称で呼ばれています。これらの建物には、それぞれの歴史や役割があり、横浜の発展を象徴する存在です。今回は、三塔の特徴や見どころを詳しくご紹介します。

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キングの塔(神奈川県庁本庁舎)

概要

  • 竣工年:1928年(昭和3年)
  • 建築様式:帝冠様式(和風と洋風が融合した建築様式)
  • 設計者:長野宇平治

「キング」の愛称で知られる神奈川県庁本庁舎は、昭和初期の近代建築を代表する建物です。その堂々とした外観は、横浜港を見下ろすようにそびえ立ち、県庁としての威厳を感じさせます。

見どころ

  • 重厚な外観:和風と洋風を融合させたデザインで、特に屋根の部分には日本建築の要素が取り入れられています。
  • ライトアップ:夜間には塔部分がライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。
  • 内部公開:毎年行われる「かながわ県民の日」などの特別な日に内部が公開されることがあります。

クイーンの塔(横浜税関)

概要

  • 竣工年:1934年(昭和9年)
  • 建築様式:ネオ・イスラム様式
  • 設計者:大蔵省営繕管財局

「クイーン」の愛称を持つ横浜税関は、イスラム建築を彷彿とさせる美しい外観が特徴です。横浜港の重要な玄関口としての役割を果たしてきた建物であり、現在も税関業務が行われています。

見どころ

  • 独特なドーム型の塔:緑青色のドーム型屋根が印象的で、横浜港の景観に溶け込んでいます。
  • 横浜税関資料展示室:建物内には、税関の歴史や業務を紹介する展示室があります。一般公開されており、無料で見学可能です。
  • 撮影スポット:赤レンガ倉庫や象の鼻パークから見えるクイーンの塔は、撮影スポットとしても人気です。

ジャックの塔(横浜市開港記念会館)

概要

  • 竣工年:1917年(大正6年)
  • 建築様式:ネオ・ルネサンス様式
  • 設計者:横浜市土木部

「ジャック」の愛称を持つ横浜市開港記念会館は、横浜開港50周年を記念して建設されました。赤レンガの外壁と時計塔が特徴で、横浜市民にとって親しみのあるシンボルです。

見どころ

  • 美しい外観:赤レンガの外壁と白い装飾が美しく、歴史的な趣を感じさせます。
  • ステンドグラス:内部には、開港当時の横浜を描いたステンドグラスがあり、光を受けて鮮やかに輝きます。
  • 会議室やホールの一般利用:市民向けの会議室やホールとして利用されており、予約すれば内部をじっくり見学することも可能です。

三塔を同時に見る

三塔伝説:横浜三塔には「三塔を同時に見ると願いが叶う」という伝説があります。これを実現できるポイントは限られており、以下の場所が有名です。

  • 大さん橋:港の風景とともに三塔を同時に眺めることができる絶好の場所。
  • 象の鼻パーク:港の歴史を感じながら、三塔を一望できます。
  • 日本大通り:キングの塔(神奈川県庁本庁舎)を正面にして二塔が左右に見えます。

三塔同時に見るのに一番おすすめなスポットは象の鼻パークです。

下の写真は象の鼻パーク内にある「象の鼻テラス」の横あたりから見た光景。三塔一度に見るというのはこんな感じです。

左手にキング、右手にクイーンがあるのは一目でわかるのですが、ジャックはどこかというと、実は真ん中に小さく見えています。

象の鼻パークから海を挟んで対岸に移動すると、地面にプレートが埋め込まれている場所があります。夜になってから行ってみました。

このプレートに立って見る景色はこちら。

ちょっと遠くなりすぎるのですが、夜景はとてもきれいです。拡大すると三塔が見えます。

三塔巡り:三塔はそれぞれが徒歩圏内に位置しており、半日ほどで巡ることができます。歴史的な街並みを楽しみながら散策するのがおすすめです。

アクセス情報

  • 神奈川県庁本庁舎(キング):最寄り駅:JR「関内駅」またはみなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩約5分。
  • 横浜税関(クイーン):最寄り駅:みなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩約3分。
  • 横浜市開港記念会館(ジャック):最寄り駅:みなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩約1分。

まとめ

横浜三塔は、それぞれ異なる建築様式や歴史を持ち、横浜の発展とともに歩んできた重要な建造物です。三塔を巡りながら、横浜の歴史や港町の雰囲気を味わう旅をぜひ楽しんでください。特に夜間のライトアップや三塔伝説のビューポイントからの眺めは、特別な思い出になることでしょう。

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[この記事を書いた人] さんぽ

こんにちは、「さんぽ」と申します!
昭和生まれのシニア世代ですが、新しいことに挑戦するのが大好きです。特にVRやMRなどの最新技術には目がなく、仮想空間の可能性を探求しています。現代の技術と未来の世界が融合する瞬間に触れると、わくわくが止まりません!

一方で、歴史的な名所を訪ね歩くのも私の大きな趣味です。時代を超えて残る建築物や風景に触れるたび、先人たちの知恵や努力に思いを馳せています。旅先では、アナログ腕時計と愛用のトラベラーズノートを手に、出会った景色や感じたことを手書きで記録するのが私流の楽しみ方です。

「新しいことも、古いことも」どちらも愛しながら、毎日を楽しく過ごすことをモットーにしています。どうぞよろしくお願いします!

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