最近話題の「生成AI」。テキストやイラストだけでなく、リアルな写真もAIで簡単に作れる時代になりました。
でも実際に試してみると「これちょっと不自然…」「思ったものと違う…」と感じたことはありませんか?
今回は、写真系画像生成において「DALL-E3」と「ImageFX(Google製)」を実際に使ってみた経験から、それぞれの得意・不得意について紹介します。
DALL-E3の特徴と得意分野
DALL-E3は、OpenAIが開発した画像生成AIで、特にイラストやアート調、創造的で抽象的な表現が得意です。
例えば:
- 「ファンタジー世界のドラゴン」
- 「水彩画風の猫」
- 「ポップアート調のポートレート」
といった、“実写ではないけれど雰囲気や質感が美しいもの”は非常に高精度に生成してくれます。
また、文章理解力が高いため、細かい指示も反映しやすいです。
ただし、リアルな写真風の画像になると若干不自然な箇所が出ることも。
特に人間の指や顔、背景の一部など、よく見ると「ん?」と思う部分が残ります。
ImageFX(Google製)の特徴と得意分野
ImageFXはGoogleが提供する画像生成AIで、写真風のリアルさにおいてはかなり高いレベルに達しています。
特に:
- ポートレート写真
- 風景写真
- 商品写真
といった“実写に近い画像”は、DALL-E3より自然で違和感が少ない印象です。
肌質や光の反射、細かいディテールの表現も秀逸。指や目の違和感も少ない傾向があります。
逆に、ImageFXはアート調やファンタジー系になると少し平凡な印象で、独創的な表現力ではDALL-E3に及びません。
実際に使い分けるなら?
結論として、こんな使い分けがおすすめです。
用途 | おすすめ |
---|---|
アート系イラスト | DALL-E3 |
ファンタジー・抽象表現 | DALL-E3 |
実写に近い写真風画像 | ImageFX |
商品写真・ポートレート | ImageFX |
細かい文章指示が必要なとき | DALL-E3 |
作例の比較
同じプロンプトで生成したDALL-E3とImageFXの作品を比較してみましょう。
[例1]花型プレーヤーがダンクシュートを決める瞬間をとらえた写真。
DALL-E3
ImageFX
[例2]ヴィンテージカーのアップの写真。
DALL-E3
ImageFX
[例3]夜明けのビーチとサーファーの写真。
DALL-E3
ImageFX
[例4]地中海の街の幻想的な風景を描いたイラストアート。
DALL-E3
ImageFX
[例5]子供が描いたようなパステル画。
DALL-E3
ImageFX
[例6]クラシカルな都市の空撮写真。
DALL-E3
ImageFX
[例7]シンプルラインで描くソフトな雰囲気のイラスト。
DALL-E3
ImageFX
[例8]手書き風に描いた時計職人のお店のイラスト。
DALL-E3
ImageFX
[例9]中世風のお城のバルコニーから見たファンタジーワールド。
DALL-E3
ImageFX
最後に
「どちらが上」というより、「何を作りたいか」で選ぶのがコツです。
私自身、ブログやSNS用の画像を作るときに両方を試してみましたが、
- アイキャッチやアート寄りの画像はDALL-E3
- 写真素材として使いたいものはImageFX
に落ち着いています。
個人の感想ですが、高精細写真などリアルな表現はImageFXのほうが断然優れているけれど、写真以外ではDall-E3のほうが名作アートを生み出してくれる確率が高い、という感じでどちらも捨てがたいように思います。
ぜひ、皆さんも用途に合わせてうまく使い分けてみてくださいね!