DALL-E3には、さまざまなスタイル（Style）やエフェクト（Effect）を指定して画像生成をカスタマイズすることができます。以下に、一般的に使えるスタイル・エフェクトのリストを示します。これらのワードをプロンプトに組み込むことで、生成する画像の雰囲気や質感、視覚効果を調整できます。
スポンサーリンク
このページの目次
DALL-E3で使える主なスタイル（Style）
1. アートスタイル
これらは特定の芸術運動や手法を指すものです。
- Watercolor (水彩画)
- Oil Painting (油絵)
- Sketch (スケッチ)
- Digital Painting (デジタルペイント)
- Impressionism (印象派)
- Cubism (キュビズム)
- Surrealism (シュルレアリスム)
- Pop Art (ポップアート)
- Abstract (抽象画)
- Minimalism (ミニマリズム)
- Expressionism (表現主義)
- Realism (写実主義)
- Fauvism (野獣派)
- Art Nouveau (アール・ヌーヴォー)
- Baroque (バロック)
- Renaissance (ルネサンス)
- Gothic (ゴシック)
- Futurism (未来派)
- Pointillism (点描画)
- Collage (コラージュ) ※フランス語で”糊付け”を意味する技法
《プロンプト》
”アール・ヌーヴォー風のイラストを生成。エレガントな女性が公園のベンチに座り、優雅に読書をしている姿が描かれている。装飾的なフレームと背景の月や星、鮮やかな色合いが特徴的。”
2. 写真スタイル
リアルな写真表現をカスタマイズするためのスタイルです。
- Photorealistic (フォトリアル)
- Vintage Photography (ヴィンテージ写真)
- Black and White (白黒写真)
- Sepia Tone (セピア調)
- HDR (ハイダイナミックレンジ)
- Macro Photography (マクロ写真)
- Aerial Photography (空撮)
- Long Exposure (長時間露光)
- Tilt-Shift (ミニチュア風写真)
- Soft Focus (ソフトフォーカス)
- High Contrast (高コントラスト)
- Low Light (低照度撮影)
- Night Photography (夜景撮影)
- Cinematic (シネマ風)
- Documentary (ドキュメンタリー風)
- Retro Film (レトロフィルム風)
- Polaroid Style (ポラロイド風)
- Ultra-Wide Angle (超広角)
- Close-Up (クローズアップ)
- Panorama (パノラマ)
《プロンプト》
”プロのカメラマンが撮影した函館の夜景。”
《プロンプト》
”鏡面テーブルの上に置かれた熊のぬいぐるみ。Dynamic Lighting.”
3. コミック・アニメスタイル
マンガやアニメ、イラスト風の描写に適したスタイルです。
- Anime Style (アニメ風)
- Manga Style (マンガ風)
- Cartoon Style (カートゥーン風)
- Chibi (ちびキャラ)
- Realistic Portrait (リアルな肖像画)
- Fantasy Character (ファンタジーキャラ)
- Cyberpunk Character (サイバーパンクキャラ)
- Steampunk Character (スチームパンクキャラ)
- Disney-Style (ディズニー風)
- Pixar-Style (ピクサー風)
- Superhero Comic (スーパーヒーローコミック風)
- Pixel Art Character (ピクセルアートキャラ)
- Gothic Character (ゴシックキャラ)
- Victorian Character (ヴィクトリア朝風キャラ)
- Medieval Knight (中世の騎士風)
- Samurai (侍風)
- Ninja (忍者風)
- Viking (ヴァイキング風)
- Mythical Creature (神話的生物)
- Sci-Fi Alien (SF風エイリアン)
- Cel Shading (セルシェーディング)
《プロンプト》
”渋谷の街中の道路にいる女子学生のグループを描いた画像。中心にいる少女はカメラをまっすぐ見つめており、短い髪と赤を基調とした制服が特徴的。背後には同じ制服を着て戦闘ポーズを決めている少年少女たちが6名いる。”
Chibi (ちびキャラ)
4. デザイン・イラストスタイル
商業デザインや装飾的な描写に適したスタイルです。
- Minimalist Design (ミニマルデザイン)
- Flat Design (フラットデザイン)
- Isometric Design (アイソメトリックデザイン)
- Line Art (ラインアート)
- Vector Illustration (ベクターイラスト)
- 3D Illustration (3Dイラスト)
- Gradient Mesh (グラデーションメッシュ)
- Infographic Style (インフォグラフィック風)
- Hand-Drawn (手描き風)
- Chalkboard Art (黒板アート風)
- Typography Focus (タイポグラフィ重視)
- Poster Design (ポスターデザイン)
- Iconography (アイコン風)
- Futuristic UI (未来的なUI)
- Retro Illustration (レトロイラスト)
- Abstract Geometric (抽象幾何学)
- Dynamic Lighting (動的ライティング)
- Pastel Illustration (パステルイラスト)
- Children’s Book Illustration (児童書風イラスト)
- Medical Illustration (医療用イラスト)
《プロンプト》
”チョコレートを宣伝するためのタイポグラフィを中心としたサンプルイラスト”
5. テーマ・雰囲気のスタイル
特定のテーマやムードに基づくスタイルです。
- Fantasy (ファンタジー)
- Sci-Fi (サイエンスフィクション)
- Cyberpunk (サイバーパンク)
- Steampunk (スチームパンク)
- Horror (ホラー)
- Dreamlike (夢のような雰囲気)
- Apocalyptic (終末的)
- Mystical (神秘的)
- Urban Street (都会のストリート風)
- Cozy (居心地の良い雰囲気)
- Rustic (田舎風)
- Noir (ノワール)
- Whimsical (ファンタジー風でユーモラス)
- Elegant (エレガント)
- Playful (遊び心のある)
- Futuristic (未来的)
- Romantic (ロマンチック)
- Ethereal (空気のように軽い雰囲気)
- Industrial (工業的)
- Seasonal (季節感重視)
《プロンプト》
”工場で働く男のアップ写真。
《プロンプト》
”宇宙に浮かぶ未来的なスペースコロニー。
《プロンプト》
”崩壊したスペースコロニーのアポカリプティックな風景。
6. 時代・文化のスタイル
特定の目的や用途に合わせたスタイルです。
- Ancient Egypt (古代エジプト風)
- Medieval (中世風)
- Victorian (ヴィクトリア朝風)
- Renaissance (ルネサンス風)
- 1950s Retro (1950年代レトロ)
- 80s Retro (1980年代レトロ)
《プロンプト》
”1950年代のレトロで華やかなポップアート風のマイアミの街並み。”
7. 質感・仕上げ
画像の質感や仕上げを指示するためのスタイル。
- Realistic Textures (リアルな質感)
- Matte Finish (マット仕上げ)
- Glossy (グロッシー／光沢感を強調)
- Metallic (メタリック)
《プロンプト》
”銀製の懐中時計の光沢感を強調した写真。”
《プロンプト》
”枯山水デザインのマット仕上げを施されたコーヒーマグの写真。”
8. 色調・光のスタイル
画像のムードを作るためのスタイル。
- Warm Lighting (暖色系の光)
- Cool Lighting (寒色系の光)
- High Contrast (高コントラスト)
- Soft Focus (ソフトフォーカス)
- Monochrome (モノクローム)
- Duotone (2色トーン)
- Pastel Colors (パステルカラー)
- Vivid Colors (鮮やかな色彩)
- Muted Colors (落ち着いた色合い)
- High Saturation (高彩度)
- Low Saturation (低彩度)
- Gradient (グラデーション)
- Sepia Tone (セピア調)
- Color Splash (部分カラー)
《プロンプト》
”パステルカラーとソフトフォーカスを強調した幻想的な水中シーン。イルカが優雅に泳ぎ、淡い色彩のサンゴや海の生物が柔らかな光に包まれている。幻想的で心地よい雰囲気。”
Vivid Colors
DALL-E3で使える主なエフェクト（Effect）
1. 光と影のエフェクト
- Soft Lighting (ソフトな照明): 柔らかく自然な光。
- Hard Shadows (硬い影): 強い光源によるシャープな影。
- Backlighting (逆光): 背景からの光でシルエットを強調。
- Lens Flare (レンズフレア): 光がカメラに反射して生じる輝き。
- Dynamic Lighting (動的なライティング): 複数の光源による立体的な効果。
- Candlelight Glow (ろうそくの光): 温かくやわらかな輝き。
- Neon Glow (ネオンの輝き): 鮮やかで鮮明な光線効果。
- Spotlight (スポットライト): 一部分を強調する光源。
- Moonlight (月光): 冷たい青白い光。
Lens Flare
Soft Lighting
2. 質感・仕上げのエフェクト
- Matte Finish (マット仕上げ): 光沢を抑えた落ち着いた質感。
- Glossy Finish (グロッシー仕上げ): 高光沢で滑らかな表面。
- Metallic Sheen (メタリックな輝き): 金属の反射を再現。
- Textured Surface (テクスチャ仕上げ): 凹凸のある表面。
- Smooth Surface (滑らかな表面): フラットで均一な仕上がり。
- Transparent Effect (透明感): ガラスや水のような透明素材。
Transparent Effect
3. 色調とトーンのエフェクト
- Sepia Tone (セピア調): 温かみのある古写真風。
- High Contrast (高コントラスト): 明暗差を強調。
- Desaturated (彩度を抑えたトーン): 控えめな色彩。
- Vivid Colors (鮮やかな色彩): 鮮明で明るい配色。
- Monochrome (モノクローム): 白黒の色合い。
- Duotone (2色トーン): 2つの色を基調にした仕上がり。
- Gradient Overlay (グラデーションオーバーレイ): グラデーションを重ねる効果。
Gradient Overlay
4. 写真特有のエフェクト
- Blurred Background (背景ぼかし): 被写体に焦点を当てるぼかし効果。
- Bokeh (ボケ効果): 背景の光を丸い点で表現。
- Motion Blur (動きのぼかし): 速度感を強調。
- Tilt-Shift (ティルトシフト効果): ミニチュア風のぼかし。
- Depth of Field (被写界深度): 前景と背景のボケのコントラスト。
Motion Blue
5. 特殊効果
- Glow Effect (輝き効果): 柔らかい光で包むような演出。
- Fire Effect (炎効果): 炎のようなダイナミックな効果。
- Smoke Effect (煙のエフェクト): ミステリアスな雰囲気を追加。
- Rain Effect (雨のエフェクト): 雨滴やしぶきを表現。
- Snow Effect (雪のエフェクト): 降り積もる雪や吹雪の演出。
- Fog Effect (霧効果): ぼんやりとした霧の表現。
- Sparkle Effect (きらめき効果): キラキラした星のような光。
- Grunge Effect (グランジ風): 汚れや傷を追加する粗い仕上げ。
Sparkle Effect
Fire Effect
これらのスタイル・エフェクトの種類によってはいくつも組み合わせることが可能です。
《例１》
“A photorealistic, warm-lit, cyberpunk cityscape with minimalistic design elements.“
《例２》
“Smoke Effect、Photorealistic、Dreamlike、Majestic、湖に沈む古代の遺跡。“
まとめ
Dall-E3ではスタイルやエフェクトを指定することで画像の仕上がりを大きく変えることができます。
プロジェクトや目的に適した画像制作が可能になったり、独自性やユニーク性を高めることにもつながるので、どんどん活用していきましょう。