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「ルリユールおじさん」/大人におすすめのイチオシ絵本

大人にこそおすすめしたい絵本。その一つが『ルリユールおじさん』という作品です。

昔は確かに本を直して読んでいた。そんな時代があったことを知らない人が多いと思うけれど。この作品に描かれた装丁職人の技巧はとても興味深い。海外の街を訪れた気分にさせてくれる絵が大好き。

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ストーリー

大切にしていた「植物の図鑑」がバラバラになってしまって途方に暮れるソフィー。誰かが「ルリユールのところへ持って行けば直してくれるよ。」と教えてくれたので、町じゅう探して回って、ようやく製本をしてくれるおじさんのお店へたどり着きます。

ルリユールのおじさんによって、バラバラになっていた植物図鑑の修復が始まります。図鑑は一度解体され、その後いくつもの細かい工程を経ながら少しずつ形を変えていきます。

作業をするおじさんについて回って、いろいろなことを話したり質問をしたりするソフィー。作業が一段落したあとは、二人そろって公園の古木の前のベンチでランチを取ります。

「あしたまでにつくっておくよ」と言われた通りに、ソフィーは翌日おじさんの店に向かいます。お店の前まで来たソフィーが目にしたのは、窓の中に飾られている一冊の本でした・・・。

時が過ぎ、あの時に世界でたった1つの美しい植物図鑑を手にした少女は成長して・・・。

作品について

ルリユール(フランス語: Relieur)は、製本・装幀を手作業で行う職人、または手作業で製本した作品そのものを指す言葉です。

日本では馴染みのない、手作業による製本・装幀の世界を事細かに描写しており、ルリュール職人と木をこよなく愛する少女の交流の物語を重ねて静かな感動を呼ぶストーリーに仕上げています。

作者について

画家で絵本作家のいせひでこ(伊勢英子)さん。スケッチしながら旅をして、木と子どもをテーマにした創作絵本を多く制作しています。

デビュー作「マキちゃんのえにっき」が野間児童文芸新人賞を受賞したことで一躍有名になりました。「ルリユールおじさん」は講談社出版文化賞絵本賞を受賞し、多くの国で翻訳出版されています。

ちなみにいせひでこさんの夫は『マッハの恐怖』『ガン回廊の朝』など多数の著書があるノンフィクション作家の柳田邦男さんです。

深掘り情報

ルリユールおじさんのモデル

ルリユールおじさんはいせひでこさんがパリのカルチェラタンで実際に出会った人がモデル。

金箔(きんぱく)を施した本の背表紙が窓辺に並ぶお店と、その中で何かを縫っている職人風のおじさんの姿が忘れられず、2か月後に再び訪れておじさんに直接取材して本作が出来上がったそうです。

絵本の中に登場するルリユールの詳細な作業手順は、実際に聞き取りをしたからこそのリアルさです。

日本のルリュール

日本国内でもルリユールに携わっている方々がおり、希少古書の修復等を行っています。

関連グッズ・施設

いせひでこさんと親交の深い「絵本美術館&コテージ 森のおうち」(長野県安曇野市)では原画展の開催や新作の発表等が行われています。

タブローやオリジナルグッズも販売されているのでおすすめです。

作品の感想・口コミ

「細かいイラスト描写もストーリー展開も素晴らしい。大人が読んでも十分にのめりこめる名作。」

「柔らかいタッチの水彩画に癒される。絵を見ているだけで心が温かくなる。」

「上質なフランス映画を見ているような気分にさせてくれる。」

作品情報

書名 ルリユールおじさん
作者等 いせひでこ
出版社 講談社
発行年月 2011年04月

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[この記事を書いた人] さんぽ

こんにちは、「さんぽ」と申します!
昭和生まれのシニア世代ですが、新しいことに挑戦するのが大好きです。特にVRやMRなどの最新技術には目がなく、仮想空間の可能性を探求しています。現代の技術と未来の世界が融合する瞬間に触れると、わくわくが止まりません!

一方で、歴史的な名所を訪ね歩くのも私の大きな趣味です。時代を超えて残る建築物や風景に触れるたび、先人たちの知恵や努力に思いを馳せています。旅先では、アナログ腕時計と愛用のトラベラーズノートを手に、出会った景色や感じたことを手書きで記録するのが私流の楽しみ方です。

「新しいことも、古いことも」どちらも愛しながら、毎日を楽しく過ごすことをモットーにしています。どうぞよろしくお願いします!

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