日本郵船氷川丸は、横浜港に係留されている歴史的な客船で、「海の貴婦人」として親しまれています。その美しい外観と歴史的な価値から、多くの観光客や船舶ファンに愛されています。今回は、氷川丸の歴史や見どころ、楽しみ方を詳しくご紹介します。
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日本郵船氷川丸の歴史
氷川丸は、1930年(昭和5年)に竣工した日本郵船が運航していた貨客船です。太平洋航路の主力として活躍し、その後、戦争や復興の時代を経て、現在は横浜港で保存されています。
- 竣工:1930年(昭和5年)
- 建造地:神戸川崎造船所
- 役割:横浜-シアトル間を結ぶ貨客船として活躍。
- 戦争の影響:太平洋戦争中には病院船として使用。
- 現在:1961年に引退し、横浜港山下公園に係留。1978年に国の重要文化財に指定されました。
建築とデザイン
氷川丸は、当時の技術とデザインが結集された豪華客船として知られています。外観も内装も美しく保存されており、訪れる人々を魅了しています。
- 外観:黒と白の船体に金色の煙突が特徴で、エレガントなデザインが目を引きます。
- 内装:アールデコ様式を取り入れた装飾が船内各所に施されています。
- 設備:当時の一等客室や食堂がそのまま保存されており、1930年代の雰囲気を体感できます。
日本郵船氷川丸の見どころ
氷川丸には、歴史を感じられるさまざまな見どころがあります。
- 一等客室:当時の豪華な生活空間が再現されています。
- 操舵室:操舵輪や機器類が保存されており、船の操作に関する解説も充実。
- エンジンルーム:蒸気タービンエンジンが展示され、当時の技術の高さを感じられます。
- デッキからの景色:山下公園や横浜港を一望できる絶好のビュースポットです。
日本郵船氷川丸の楽しみ方
- 歴史散策:船内をじっくり歩きながら、展示や保存された施設を見学できます。
- ガイドツアー:歴史や設計に詳しいガイド付きツアーに参加すると、さらに理解が深まります。
- 写真撮影:船体やデッキ、内装は撮影スポットとしても人気です。
アクセス情報
- 所在地:神奈川県横浜市中区山下町山下公園地先
- 最寄り駅:
- みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩約5分。
- JR根岸線「石川町駅」から徒歩約15分。
- 開館時間:午前10時~午後5時(最終入館:午後4時30分)
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
- 入館料:大人400円、中高生200円、小学生無料。
まとめ
日本郵船氷川丸は、横浜港の歴史を感じることができる貴重なスポットです。その美しいデザインと保存状態の良さは、訪れる人々を魅了します。横浜観光の際には、ぜひ氷川丸を訪れて、海の貴婦人の魅力を堪能してください。