象の鼻パークは、横浜市中区にある港の風景と歴史を感じられる公園です。その名前の由来や歴史的な背景、現在の楽しみ方までを詳しくご紹介します。地元の人々にも観光客にも愛される象の鼻パークで、横浜の魅力を存分に体感しましょう。
象の鼻パークの概要
象の鼻パークは、横浜港が開港した1859年から続く歴史を持つエリアにあります。その名前は、波止場の形が象の鼻のように見えることに由来しています。
- 所在地:神奈川県横浜市中区海岸通1丁目
- 開園:2009年(横浜開港150周年記念事業の一環として整備)
- 特徴:歴史的な景観と現代アートが融合した公園。
港町横浜を象徴するこのエリアは、歴史と現代文化が交差するユニークなスポットとして知られています。
歴史的背景
象の鼻パークの歴史は、横浜港の発展とともにあります。1859年の開港時に整備された「象の鼻波止場」は、当時の貿易と港湾業務の拠点として重要な役割を果たしました。
- 名前の由来:波止場の曲線が象の鼻の形に似ていたため、地元の人々に「象の鼻」と呼ばれるようになりました。
- 役割の変遷:開港当時の輸出入業務の拠点から、現在では観光と憩いの場として親しまれています。
- 復元:2009年に波止場が復元され、象の鼻パークとして生まれ変わりました。
象の鼻パークの見どころ
象の鼻パークには、訪れる人々を魅了するさまざまな見どころがあります。
- 象の鼻テラス:公園内にあるアートスペース兼カフェ。イベントや展示会が開催されることも多く、アート好きには必見です。
- 港の眺望:横浜ベイブリッジや赤レンガ倉庫を背景に、横浜港の美しい景色を楽しめます。
- 散策路:広々とした散策路は、ゆったりとした時間を過ごすのに最適です。
- イベント:季節ごとに行われるイルミネーションや音楽フェスティバルなど、さまざまなイベントが開催されます。
また、関東大震災で崩落した防波堤の一部や、再開発工事の際に出土した旧税関の基礎部分、鉄軌道や転車台が保存展示されています。転車台は横浜市の認定歴史的建造物に指定されています。
【湊未来散歩 ~横濱開港物語~ シリーズ(005)】「鉄軌道と転車台」 象の鼻パークに、明治20年代後頃の鉄軌道(幅員1.06m)と4連の転車台(直径2.5m)の遺構があります。荷物の運搬用の設備だったようで、船揚された荷物を台車に載せ、レールを伝って横濱停車場(現・桜木町駅)まで運搬していたようです。 pic.twitter.com/tXs4NMFBAv
— 田中 賢史(たなかまさふみ) (@Masafumi1228) August 5, 2023
象の鼻パークの楽しみ方
- ピクニック:芝生エリアやベンチで、海風を感じながらのんびりと過ごせます。
- アート鑑賞:象の鼻テラスで展示されているアート作品や、公園内のモニュメントを楽しむことができます。
- 写真撮影:港を背景にした写真スポットが豊富で、特に夕日や夜景が人気です。
- カフェでのんびり:象の鼻テラス内のカフェでは、地元の食材を使ったスイーツや軽食が楽しめます。
アクセス情報
- 所在地:神奈川県横浜市中区海岸通1丁目
- 最寄り駅:
- みなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩約5分。
- JR根岸線「関内駅」から徒歩約15分。
- 駐車場:周辺にコインパーキングが多数あり。
まとめ
象の鼻パークは、横浜港の歴史と文化を体感できる特別な場所です。美しい港の風景を眺めながら散策したり、象の鼻テラスでアートやカフェを楽しんだりと、訪れる人々に多彩な魅力を提供しています。横浜を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。