中高年になったら誤嚥に注意!嚥下障害の予防策は「のどを鍛える」こと

「最近むせることが多いような気がする・・・」「飲んでいるときに咳込んでひどい目に遭った」

そういった経験を最近していませんか?

何かを飲み込む時に誤って気管に入ってしまうようなことを誤嚥(ごえん)と言いますが、これは本当に苦しいことです。どうしようかと思うほどゴホゴホ咳込んで、何とか呼吸ができるようになるまでにずいぶん苦労しますね。

高齢者の誤嚥は命の危険さえあると言われています。でもその危険性は中高年から始まっているということを知っていましたか?

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『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』

皆さんは、ベストセラーになっている『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』(西山耕一郎著)をお読みになりましたか?

この本は気管食道科専門医の著者が、寿命を10年延ばすための「のどの筋肉の鍛え方」についてまとめられた本ですが、中高年にとても好評だそうです。ぼくも読んでみました。

ぼくの場合、ちょうど母親が病院で嚥下指導(えんげしどう)を受け始めたところだったので、とても深く感銘を受けました。

最近テレビでも、飲み込む能力の衰えを自分で調べる方法として、「30秒間に6回以上つばを飲み込むことができるか」というテストが紹介されていました。特に高齢者の誤嚥(ごえん)や誤嚥が原因で起こる誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)は危機的な状況につながることもあり、問題視されています。

誤嚥は飲み込む機能の衰えから起こるのですが、当然ながら高齢になってある日突然起こるわけではなく、徐々にのどの筋力が衰えることが原因です。つまり嚥下障害の発症には個人差があり、比較的若い人でも起こりうると言えます。

飲み込む能力を調べるには

嚥下が正常にできているかどうかを調べる方法はいくつかあります。

まずは前述した「30秒間に6回以上つばを飲み込むことができるか」というテスト。これは検査機関によっては「30秒間に3回」で合格にしているものもあります。

また医療機関では、3mlの水を口に含んで嚥下をするスクリーニングテストなども行われます。

『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』ではチェックリストも記載されていました。その中には次のような項目も。

・ビールの生ジョッキなど、上を向いてごくごくっと飲み物を飲むと、むせることがある
・しょっちゅう咳払いをしている
・鏡を見た時に、のどぼとけの位置が「首の半分より下」に来ている
・知らず知らず、口呼吸をしている

思い当たるふしがある人は要注意かもしれません。

のどを鍛える必要性とは

のどの筋肉の衰えは40歳ぐらいから始まると言われています。

飲み込むという行為はのどの動き気管を閉じる弁の動きが絶妙に連動して行われるものなので、タイミングが合わなければできません。飲み込む機能が弱ってくると飲み物を飲むときにむせたり、しゃべっている時に自分の唾液でむせたりするようになります。

嚥下指導ではストローでゆっくり飲むことや、あごを引いて飲み込むことなどを教わるようです。

また、のどが弱ってくると気管への通路の開閉が鈍くなるため、咳払いが多くなる傾向があるようです。

ものを飲み込む力はのどぼとけを上下させる筋肉に左右されています。この筋肉が弱ってくると、のどぼとけが下に下がってきます。のどぼとけが下がってきたら危険信号かもしれません。

口呼吸になっていることが多かったり、呼吸そのものが浅かったりするのも危険信号だ言われています。浅い呼吸を繰り返し行う人は呼吸数も多くなり、誤嚥の危険性も増します。

現代の日本では、肺炎による死亡者数は1位の「がん」、2位の「心臓疾患」に次いで第3位となっています。高齢者の誤嚥性肺炎も多く、飲み込む能力の低下は命に関わります。

のどを鍛えることは、中高年から意識していかなければならないことだと言えます。

のどの鍛え方

嚥下は筋肉の運動なので、筋肉の衰えが嚥下障害の一番の原因だと考えられます。

のどの筋肉は、のど周辺を動かすことで鍛えられます。仰向けに寝て首だけを起こす運動でものど周辺の筋肉を鍛えることができます。

『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』では、ごっくんトレーニングとして「嚥下おでこ体操」「あご持ち上げ体操」「のどE体操」などが紹介されています。

ペットボトルや吹き矢などを用いて行う呼吸のトレーニングや、ハイトーンボイスでカラオケを歌う発声トレーニングなどものどを鍛えるメニューに含まれています。

興味のある方はぜひ一読をおすすめします。

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ぼくは長年の間、簡単な筋力トレーニングを日課にしています。メニューの中にクランチ(仰向けに寝て状態だけを持ち上げる腹筋運動)があるのですが、これがのど周辺の筋肉の運動にもなっていることを知りました。これからも続けようと思いました。

まとめ

母の食事も来月から宅食サービスのムース食にする予定です。高齢になると諸々の事情で嚥下が起こりやすくなります。

中高年のぼくたちの年齢から意識することで、嚥下障害を少しでも食い止めることが出来れば、元気な老後への近道になるのではないかと思います。



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