「騒がれているけど、漢方って危ないの?」「副作用は?」心配する前にもう一度考えるべきこと

この記事では、近年話題になっている漢方薬の有効性と問題点などについて、調べたことをまとめてあります。

近頃なにかと話題になっている漢方薬。日本で漢方薬と言えば某製薬メーカーのものが主流ですが、物々しい記事が週刊誌に掲載されたことがきっかけで

うーん、漢方薬ってどうなの?だいじょうぶなの?

という不安の声をよく耳にするようになりました。

確かに週刊誌で報じられたりするとちょっと心配になったりしますが、情報の重要な部分を見極めないと正しい判断がつかなくなってしまうので危険だと思います。

漢方薬の有効性と使用上の注意点について調べたことをまとめてみました。漢方薬のニュースに興味を持った人はぜひ読んでみてください。

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漢方薬も西洋薬も薬

小柴胡湯(しょうさいことう)という漢方薬による副作用と思われる10件の死亡事例、という事実があります。これが最初に報道されたのは1996年。「漢方神話の崩壊」とも言われました。

当時の専門家たちからは、

「漢方薬が万能だと言うイメージがあるが、大きな間違いだ。」
「安易に使って副作用に気づかない場合もある。」
「漢方薬も西洋薬も薬に変わりはない。主作用も副作用もある。医師も患者もそのことを十分に認識すべきだ。」

という主旨の意見が挙がりました。

薬であるからにはその使い方には細心の注意が必要だ、というのが私たちが持つべき正しい判断だと思います。まずそこが重要なのではないでしょうか。

作用と副作用は表裏一体

漢方薬は即効性がないと言いますが、即効性がないから効き目が弱い、ということではなく、病気へのアプローチの仕方が違うだけだと思います。

漢方では、頭痛を治すには血行を良くしたり体内の炎症をやんわりと沈めたりすることが重要だと考え、その人の体質に合わせて生薬を調合して処方するのが通常。

それに対して西洋薬の場合は神経が感じている痛みをブロックすることで頭痛を抑え込むことが主な目的になります。

どちらも目的は苦痛の緩和です。方法は違いますが、薬の力で体内の状況を変えようと作用するわけですから、どちらも副作用が起こる可能性はゼロではありません。

小柴胡湯とインターフェロン

肝機能障害への効果が期待される小柴胡湯は、事故報告の後、副作用として間質性肺炎を起こす可能性があることの周知が徹底されました。同じく肝機能障害の患者に処方される西洋薬、インターフェロンとの併用も禁止されています。

ただ、小柴胡湯でもインターフェロンでも、副作用がある点では同じです。しかもインターフェロンの方が小柴胡湯よりも間質性肺炎の発症率が高いという意見もあるほどです。

どちらを処方するにしても、専門知識を持った医師が処方すれば問題が起こることは少ないと思われます。少なくとも「漢方薬だから大丈夫」という安易な感覚は、医師も患者も慎むべきです。もともと漢方神話など無いのだという認識の上に立ち、薬を利用する側も科学的に考える必要があります。

注意書きはよく読む

小柴胡湯は楽天市場でも売っていますが、きちんと注意書きが掲載されています。以下に抜粋します。

1.次の人は服用前に医師または薬剤師に相談してください
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦または妊娠していると思われる人
(3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)
(4)高齢者
(5)今までに薬により発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
(6)次の症状のある人:むくみ
(7)次の診断を受けた人:肝臓病、高血圧、心臓病、腎臓病
(8)インターフェロン製剤で治療を受けている人
2.次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師または薬剤師に相談してください

こうした注意事項をきちんと理解して利用することが重要だと思います。心配があれば自己判断をせずに専門家に相談するのが鉄則です。

まとめ

漢方薬はいろいろあり、それぞれに歴史も深いわけですが、日本では漢方医の知識を身につけようという医師はまだまだ少なく、医療現場でも専門家が足りないのが現状です。

漢方薬は手軽に手に入るし処方もできる庶民の薬というイメージがありますが、あくまでも薬であることを忘れずに、正しい使用を心がけるようにしましょう。

正しい摂取方法を守らなければならないのは、薬に限らず何でも一緒ですよね。

漢方薬は西洋薬と同じで薬品として慎重に扱うべきものです。できることなら漢方薬に詳しい専門医がいる病院で処方してもらうことが大切です。
一概に安全・危険と判断すべきでないことは、西洋薬も漢方薬も同じです。
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