口の中もアンチエイジング・・・中高年からのオーラルフレイル対策とは?

オーラルフレイル」という言葉を聞いたことがありますか?

最近になって注目され始めたもので、oral(口腔の)+ frail(弱い)を合わせた言葉、つまり「加齢による口の中の衰え」を指す言葉です。またそれに対する予防策を推進する運動を指す場合もあります。

具体的にどんなことがオーラルフレイルに含まれるのでしょうか。

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オーラルフレイルの対象は?

オーラルフレイルは口腔のあらゆるものを対象にしています。具体的には口の筋肉、舌の動き、歯と歯茎、噛む力、飲み込む能力、滑舌などの衰えが該当します。

口腔内の衰えを見逃すと、全身の衰えに発展してしまうという

そういった危惧が、オーラルフレイルの考え方の根底にあります。

以前から提唱されている8020運動(80歳までに自分の歯を20本以上残そうという啓蒙運動)や、近年特に意識が向けられるようになった嚥下障害誤嚥性肺炎の問題なども、オーラルフレイルのもとになっていると考えられます。

オーラルフレイルは単に加齢によって起こるものばかりではありません。

薬の副作用で口腔が乾燥したり、味覚障害が起こることがあります。これもオーラルフレイルの一つです。中高年では投薬の機会も増えるのでリスクは高くなります。

また、中高年になると心理的ストレスで内向的になる人もいますが、会話や表情づくりが少なくなると顔面や口腔の機能が不活発になり、オーラルフレイルにつながることがあります。

口腔の疾病では認知度の高い歯周病に至っては、中高年の半数以上に広がっている病気だと言われています。生活習慣や食習慣によるオーラルフレイルは以前から問題になっていたわけですね。

オーラルフレイルを予防するには?

オーラルフレイルの予防を専門にしている医療機関はまだありませんが、その仕組みは作られようとしています。現段階では、自分の口腔を守るためには主体的に行動しなければならない部分が多いのが現状です。

定期的な健診を受ける

日本では定期的に歯科検診を受ける人はまだ少ないようですが、かかりつけの歯科医を持つことが長寿につながるという意見もあり、厚生労働省も平成28年から「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」の認定制度をスタートしました。

これまでの対処療法的な歯科から脱却し、予防歯科という視点から口腔ケアに当たる歯科が少しづつ増えています。かかりつけの歯科を持っていない人は、定期検診・口腔ケアを受け付けている歯科を一度受診してみてもいいかもしれません。

口腔周辺の筋肉を鍛える

日頃からよくしゃべり、口を動かしているという自信がある人は別にして、中高年になったら口の周りの筋肉を意識的に動かして活性化することが必要かもしれません。

誤嚥性肺炎の予防の観点から喉の鍛錬の必要性を訴えた『肺炎がいやなら、のどをきたえなさい』が話題になりましたが、嚥下障害はもはや高齢者だけの問題ではなくなりつつあります。口腔周辺の筋肉を鍛えるなら早いうちから始めるのが得策のようです。

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まとめ

健康寿命を重視しようという気運が高まる中、人間の生活の根本である「飲食」を左右する口腔は重要なポイントです。健康な口腔なくして長寿なしです。

中高年の年齢から口腔の健康に意識を向けて、治療すべきところを治療し、維持できる能力は大切にするよう心がけていく必要がありそうですね。

オーラルフレイル、中高年が意識していくべきことがまた一つ増えました。

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